交通事故に強い弁護士事務所ナビ【東京編】 » 弁護士介入による交通事故解決事例 » ケガ別の事例

ケガ別の事例

ここでは交通事故による後遺症や症状に応じて認定される後遺障害等級、損害額の目安などを紹介しています。

後遺障害等級認定と該当する後遺症

交通事故に遭って障害が残った場合は、その度合や症状に応じて後遺障害として認定されますが、すべての後遺症が認められるわけではありません。

そこで事故による後遺症が気になる、慰謝料を請求できるのかわからないという方向けに、どのようなケガや後遺症が該当するのかをまとめました。

低髄液圧症候群(脳脊髄液減少症)

脳脊髄腔が損傷し脳脊髄液が漏出することによって髄液圧力が低下し、頭痛やめまい、耳鳴りといった症状が出ることを言います。交通事故との因果関係を証明するのが難しく第14級9号が認められるケースが多いですが、第9級10号が認められる可能性もあります。

高次脳機能障害

交通事故などにより脳に損傷を受け、記憶力の低下や性格の変化も含めた認知機能に障害が起きた状態のことを言います。診断が難しいことに加え、9級から認定されるケースが多いのですが認定システムがカバーしきれない部分が問題点として指摘されています。

上肢機能障害

上肢3大関節(肩関節、肘関節、手関節)が動かなくなる、または動きに制限がかかる障害のことを言います。症状に応じて後遺障害の等級認定を受けることになりますが、認定基準で関節可動域が細かく設定されており、正確な判断は専門家でないと難しくなっています。

下肢機能障害

下肢3大関節(股関節、ひざ関節、足関節肩関節)が動かなくなる、または動きに制限がかかる障害のことを言います。下肢機能障害で認定が受けられる等級は第1級~第12級まで幅があり、認定基準が細かく設定されているため判断は専門家に任せた方が安心です。

遷延性意識障害(植物状態)

頭部に損傷を受けたことが原因で昏睡状態、または意思疎通が完全に喪失した状態のことで植物状態とも言われます。自分自身で行動したり周囲の人と意思疎通ができず、眼球で物を追うことができても認識できないなど重篤な症状で、後遺障害介護1級1号が認定されます。

疼痛性感覚異常(CRPS、RSD)

交通事故で怪我を負い、治療を終えたのにいつまで経っても腫れや激しい痛みが治まらない後遺障害のことで病院ではCRPSやRSDと診断されることがあります。後遺障害が認められると7級~14級が該当しますが、事故との因果関係を証明するのが難しいという問題があります。

脊髄損傷

交通事故などにより脊髄が傷つくことで生じる運動や感覚機能の障害のことを言います。完全損傷と不完全損傷があり、不完全損傷では麻痺症状も3段階に分かれます。認定では画像などによる医学的証拠が重要視され、症状の程度により1級~12級まで認められます。

TFCC損傷

TFCCとは三角線維軟骨複合体のことで、手首をねじるなどの負担がかかり靭帯や軟骨を損傷してしまうことを言います。後遺障害等級10級~14級の認定を受けますが、手首の捻挫と間違えやすく発見が遅れがちなので後遺障害が認められても減額を主張されることがあります。

感覚器官の後遺障害

感覚器官とは視覚、聴覚、嗅覚、味覚など外界からの刺激を神経系に伝える器官のことで、目・耳・鼻・口などの顔周辺に障害が残ることを言います。後遺障害の認定基準では部位ごとに細かく規定されており、認定等級によって慰謝料や損害賠償額が大きく変わります。

精神後遺障害

脳の損傷など直接的な物理ダメージが無いにも関わらず、事故のショックや恐怖などがきっかけとなって精神的な障害を負うことを言います。PTSDやうつ病などが該当し非器質性精神障害と呼びますが、損傷が目に見えないため交通事故との因果関係の証明が難しいとされます。

死亡事故

死亡事故の場合は、被害者の遺族が加害者に対し損害賠償を請求できます。損害賠償は積極損害、消極損害、慰謝料、物的損害の4つに分類できますが、最も大きな割合を占めるのは慰謝料で自賠責基準、任意保険基準、弁護士基準の3つで金額面に大きな違いがあります。