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疼痛性感覚異常(CRPS、RSD)

ここでは交通事故の後遺障害として認定される疼痛性感覚異常(CRPS、RSD)についての概要や慰謝料の目安、事例などを紹介しています。

疼痛性感覚異常(CRPS、RSD)とは

疼痛性感覚異常とは交通事故で怪我を負い、治療を終えたのにも関わらずいつまで経っても腫れや激しい痛みが治まらない後遺障害のことを言います。

病院で診断される場合はCRPSやRSDと呼ばれることがあります。

CRPSとは複合性局所疼痛症候群(Complex Regional Pain Syndrome)のことで灼熱痛や疼痛、感覚過敏・感覚低下、関節のこわばり、皮膚の変化(変色、乾燥など)などの症状が見られます。

CRPSとは症候群と呼ばれるように種類があります。末梢神経の損傷によって痛みを生じるタイプと主要な末梢神経の損傷はないのに痛みを生じるタイプです。

末梢神経の損傷を伴うのをカウザルギー、神経の損傷を伴わないのをRSD(反射性交感神経性ジストロフィー)と呼んで区別しています。

こうした疼痛性感覚異常は怪我により神経因性の疼痛が引き起こされるのが原因と考えられていますが、目に見えない後遺障害であり、医師であっても判断が難しく見過ごされてしまう可能性があります。

発症する部位は主に手足で末端神経に起きやすいとされています。

また交通事故からある程度時間が経ってから急に症状が出ることがあるので、それも医師の診断を難しくしている要因となっています。

診断等級と損害額の目安

疼痛性感覚異常の後遺障害が認められた場合、以下の通り後遺障害7級~14級が該当するとされています。

等級 症状 労働能力喪失率
第7級4号 神経系統の機能又は精神に障害を残し,軽易な労務以外の労務に服することができないもの 56%
第9級10号 神経系統の機能又は精神に障害を残し,服することができる労務が相当な程度に制限されるもの 35%
第12級13号 局部に頑固な神経症状を残すもの 14%
第14級9号 局部に神経症状を残すもの 5%

自賠責基準で第14級の場合は慰謝料の支払限度額は75万円、第7級になると1,051万円ですので認定結果によって請求できる損害額も変わってきます。

問題はいかに交通事故との因果関係を証明するかという点です。怪我の部分とは別の場所に起きることもあり、しばらく時間が経過してから発症するということも考えると認定のハードルはかなり高いと言えます。

保険会社から詐病を疑われることもあるため、早めに治療を受けるなど症状があることを証拠化しておく必要があります。

そうした対応や保険会社との交渉については、交通事故事件に多くの実績のある弁護士に相談することをおすすめします。