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脊髄損傷

ここでは交通事故の後遺障害として認定される脊髄損傷についての概要や慰謝料の目安、事例などを紹介しています。

脊髄損傷とは

脊髄損傷とは交通事故や転倒するなどにより脊髄が傷つくことで生じる運動や感覚機能の障害のことを言います。

脊髄は中枢神経なので一度傷ついてしまうと再生することはなく、麻痺などの症状が残ってしまいます。

脊髄損傷はその程度によって完全損傷と不完全損傷に分けることができます。

完全損傷とは脊髄の機能が完全に失われた状態で、脳からの命令が絶たれるため運動機能が失われます。また脳へ情報を届けることもできなくなるため感覚が完全に麻痺した状態になります。

これに対し不完全損傷とは脊髄の一部が損傷し機能が一部残った状態のことです。麻痺としびれが生じるものの運動機能が残っていたり、運動性が失われ感覚知覚機能だけが残った重症なものまでさまざまなケースがあります。

麻痺症状は大きく高度、中等度、軽度の3段階に分類されています。運動性・支持性、基本動作、上肢、下肢についてその状態によって分けます。

上肢と下肢の両方あるいは片方など麻痺の範囲もあり、こうした違いが遺障害等級の認定に影響します。

診断等級と損害額の目安

交通事故で脊髄損傷による後遺障害が認められた場合は、その症状の程度により以下のように後遺障害等級1級~12級の認定を受けます。

等級 症状 労働能力喪失率
介護第1級1号 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの 100%
介護第2級1号 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの 100%
第3級2号 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの 100%
第5級3号 神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの 79%
第7級4号 神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの 56%
第9級10号 神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの 35%
第12級13号 局部に頑固な神経症状を残すもの 14%

明らかに介護が必要な1級、2級を別に考えても脊髄損傷の範囲は広く、自賠責基準で第12級の場合は慰謝料の支払限度額は224万円、第3級では2,219万円ですので認定結果によってかなりの差が出てきます。弁護士基準ではさらに高く設定されているためその差も大きくなります。

脊髄損傷の等級認定ではMRIなどの画像などによる医学的証拠が重要視されます。完全損傷で明確にわかる場合は問題ないですが、不完全損傷の場合はこうした検査でも損傷部位がわからない場合もあります。

したがって正確な認定を受けるためには、早めに診察を受けて反射テストや徒手筋力テスト、筋萎縮検査などさまざまな神経症状テストを受けて障害を裏付けるデータを揃えておく必要があります。

保険会社との交渉には時間や手間もかかりますので、適切に対応するためには交通事故事件に多くの実績のある弁護士に相談することをおすすめします。

脊髄損傷の事例

高速道路上で後続車に追突され脊髄損傷を負った事例(後遺障害5級)

最終示談額

20,566,119円

傷害状況

脊髄損傷

後遺症認定

5級2号

治療期間

入通院約27.3ヶ月

解決方法

交渉による示談

交渉期間

約6ヶ月

交通事故の概要

東京都中央区の高速道路にて、渋滞の最後尾を減速しながら走行中、前方不注意の後続車両に追突された交通事故の事例です。

高速道路上での追突事故のため、高速での追突となり、衝撃は大きく、Eさんは「脊髄損傷」という重傷を負い、症状固定まで、入院約7.3ヶ月、通院約20ヶ月もの長期に渡る治療を要しました。

症状固定後、Eさんは後遺症認定を受け、後遺症5級2号(神経系統の機能に著しい障害を残し、特に簡易な労務以外の労務に服することができないもの)という高い等級が認められました。
ほどなくして、加害者の保険会社から示談金額の提示を受けたものの納得がいかず、提示金額が妥当かどうかを確認してほしいとのことで、当弁護士にご相談される運びとなりました。

Eさんからいただいた資料を基に、相手方保険会社からの提示金額を検討したところ、後遺症に伴う逸失利益は妥当でしたが、休業損害、入通院慰謝料、後遺症慰謝料はかなり低額であることが判明し、Eさんは当弁護士に依頼を決意されました。

やよい共同法律事務所より引用

公式HPで
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