交通事故に強い弁護士事務所ナビ【東京編】 » 弁護士介入による交通事故解決事例 » ケガ別の事例 » TFCC損傷

TFCC損傷

ここでは交通事故の後遺障害として認定されるTFCC損傷についての概要や慰謝料の目安、事例などを紹介しています。

TFCC損傷とは

TFCC損傷とは交通事故によって手首をねじるなどの負担がかかり靭帯や軟骨を損傷してしまうことを言います。TFCCとは三角線維軟骨複合体(Triangular Fibrocartilage Complex)のことで手首尺側(くるぶし側)にある軟部組織です。

症状としては腕をひねったり手首を曲げたりすると痛みが生じるようになり、腫れや痛みによる可動域の制限が出てきます。交通事故後にドアノブを捻ったり雑巾絞りをする動作がしにくくなった場合はTFCC損傷が疑われます。

後遺障害として認定されるTFCC損傷ですが、手首の捻挫と間違えやすく整形外科でもしばしば見逃されてしまうことがあります。通常のレントゲン検査のみでは正確に診断できないため、整形外科でMRIを使用する必要があります。

初期段階ではギブスやテーピングなどで手首を中心に腕全体を固定する治療が行われますが、損傷が激しい場合や固定治療でも改善が見られない場合には、手術をしてTFCCへの負担を減らす治療を行うこともあります。

初診で手首の捻挫と診断され、その後も慢性的な痛みが続くような場合には無理に手首を動かすと悪化する可能性があるので早めに専門医でMRI検査を受けておくことが必要です。

診断等級と損害額の目安

交通事故でTFCC損傷による後遺障害が認められた場合は、その症状の程度により以下のように後遺障害等級10級~14級の認定を受けます。

等級 症状 労働能力喪失率
第10級10号 上肢の3大関節中の1関節の機能に著しい障害を残すもの 27%
第12級6号 1上肢の3大関節中の1関節の機能に障害を残すもの 14%
第12級13号 局部に頑固な神経症状を残すもの 14%
第14級9号 局部に神経症状を残すもの 5%

TFCC損傷では第12級か第14級が認められるケースが多いですが、自賠責基準で第14級の場合は慰謝料の支払限度額は75万円ですが第12級の場合は224万円です。

そもそもが発見が遅れがちなTFCC損傷は後遺障害が認められても保険会社から減額を主張されることもよくあります

後遺障害認定を受けるには診断書の内容が重要になりますので、痛みが残る場合には我慢をせずに医師と交通事故事件に多くの実績のある弁護士に早めに相談することをおすすめします。